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生活支援 (看護・栄養)

看護

1. 便秘

便秘の原因には、水分不足、怒責の困難、薬物による副作用、蠕動(ぜんどう)運動の低下などがあります。OFF状態のために動けなくなることや、パーキンソン病の症状である自律神経障害などが関係しています。

排便管理
1.排便パターンの確立
  • 排便が毎日できるだけ同じ時間にあるよう、決まった時間にトイレに行くようにします。
  • 排便パターンが夜に偏ると、OFF状態でトイレに行けなくなり、習慣性便秘へつながったり、介護者の負担が大きくなる場合があります。
  • そのため、できるだけ日中の体の動きが良い時間帯に排便できるよう調整しましょう。
2.生活の工夫
  • 水分を十分に摂ることで便が柔らかくなり排便しやすくなるため十分に水分補給を行います。
  • 規則正しく食事をとり、食物繊維をしっかりとりましょう。
  • 適度な運動は腸管運動を促進させます。パーキンソン病体操やウォーキングなど、毎日継続して行いましょう。
3.下剤によるコントロール
  • 生活の工夫でも改善がない場合は、下剤によるコントロールも検討します。
  • まずは便をやわらかくするお薬を使い、それでも効果が不十分な場合には、腸の動きを助けるお薬や浣腸などを使うこともあります。
  • 次回の診察時に主治医と相談しながら、下剤の種類や量を調整しましょう。

2. 起立性低血圧

観察のポイントと血圧低下時の対応
  • 血圧が低下するとボーっとしていたり、反応が鈍くなったり、声かけに応答がなくなったりします。
  • 顔色、唇の色、意識状態を観察し、血圧計があれば測定します。
  • ベッドや布団の上に寝かせ、可能であれば両足を高くして休ませましょう。
1.急な姿勢の変化を避け
  • ゆっくりと起き上がり、立ち上がるようにします。
  • 介護用ベッドでは少しずつ頭を上げ、足をベッドから降ろして立ち上がるなど、一動作ずつ症状を確認しながら数分かけて体を慣らしていきます。
2.弾性ストッキングの着用

弾性ストッキングは下肢の血流を改善し、立ち上がった時の血圧の急激な低下を防ぐ効果があります。

3.足の運動

起き上がる前や立ち上がる前に足の関節の曲げ伸ばし運動や、座っている状態で足踏み運動をすることで起立性低血圧の予防になります。

4.心不全や高血圧がなければ水分や塩分摂取を行う
  • こまめに水分補給をすることで循環血液量を増やし、血圧を安定させる効果が期待できます。
  • 塩分を適度に摂取することで体内の水分を保持しやすくなります。食事の時、梅干しやふりかけなどを摂りましょう。

※治療に影響する場合があるため、必ず主治医に相談しましょう。

3. 幻覚

パーキンソン病の患者さんには、実際には存在しないものを見たり聞いたり感じたりする症状が現れることがあります。これを「幻覚」といいます。

特徴
  • 夕方から夜にかけて多い。
  • 人、子ども、虫、火などが見える。
  • 薬の服用量が増えると幻覚は悪化する。
  • 幻覚が見える際は、必ず主治医に相談しましょう。

※患者が幻覚を自覚でき、思考や生活が乱されない程度の軽症であれば、特別な対応は必要ないと言われています。

対応のポイント
  • 話を聞く。
  • 話を否定しない。
  • 幻視の内容を一緒に確認し、「いないこと」を一緒に確かめる。
  • 部屋を明るくするなど、照明を工夫する。
  • 散歩などでその場から離れ、気分転換をはかる。
  • 錯覚の原因になるものを取り除く。(例:服の柄が虫に見える場合は、見えなくする、着替えるなど)
  • どれくらいの頻度で症状が出るかを確認する。

4. 症状日誌を書こう

症状日誌とは、日常生活における症状の変化や内服の状況を、日誌形式で記入したものです。症状日誌を記入することで患者さん自身も医療者も病気の経過がよく分かり、治療をスムーズに進めることができます。無理がない程度に介護者と一緒に記入し、診察の時に主治医に見せましょう。

  • 1日のうちに日内変動(ONとOFF)がある人。
  • 時間毎にパーキンソン病の薬を服用している人。
  • 運動合併症:ウェアリング・オフやジスキネジアが出ている人など、パーキンソン病の症状が出ている方が書いています。

栄養

安全で食べやすい食事~7つのポイント~

  • 食材はやわらかくなるまで加熱する
  • かくし包丁などで切り方を工夫して火の通りを良くする
  • パサパサする食材には適度に水分を加える
  • 口当たりを滑らかにするためにマヨネーズなど油脂を加える
  • 食材をまとめるためにつなぎ(卵・やまいものすりおろしなど)を使用する
  • 液体はむせやすいため適度にとろみを付ける
  • 食材は小さく刻みすぎず硬さに注意する

食材選びのポイント

食事作りのポイント